光ファイバー温度計
Distributed
Temperature
Sensor
DTSシステム
DTSシステムは、光ファイバ自身がセンサとなり、光ファイバに沿った連続的な温度分布を測定し,広範囲の発熱監視や火災検知を実現するシステムです。
最長30 kmにわたる温度分布測定を、従来の方法とは比較にならない低コストで実現可能にします。
システム原理
光ファイバの片端からレーザー光を入力すると温度に依存した後方散乱光(ラマン散乱光)が発生します。この後方散乱光をある時間後に計測することによりその時間に比例した距離での温度の計測が可能になります。
この方式で光ファイバーの温度分布を計測することができます。

DTSシステムの特徴
世界TOPシェアー
ループ方式を採用し、光ファイバーの接続ポイントや光コネクタでの温度誤差を無くすことができます。
光ファイバーのメリット
■センサがきわめて軽量 ■非導電性・非磁性 ■本質安全 ■EMI対策不要
分布型
1本のセンサで多点観測
範囲全体を容易にカバー
柔軟性があり対象にフィット
連続的な分布を検知
ループ方式の特長
用途に応じて片側から測定するシングルエンド方式と両端から測定するループ方式が選択できます。
高精度・高信頼性
・施工による光ファイバーの歪み・ロス・温度変化を補正し常に高い計測が可能
・光ファイバーが断線した際、自動的に両端からのシングルエンド計測に切り替わり、測定を継続。
用途
電力ケーブルの温度異常監視
火災探知システム
空調ダクト内の温度分布監視
冷却冷蔵庫内の温度分布監視
工業プラントのホットスポット探知
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